OpenSeaでアカウントが無効になった時の対処法

NFT販売&操作方法

私がOpenSeaで販売している作品を購入しようとしていた相手方のOpenSeaアカウントが売買取引の途中で無効になったことがあります。その際に起こったことについてアカウントが元に戻るまでの過程を書き留めることにしました。

この記事を読めばもしあなたのOpenSeaのアカウントが無効になってしまった時にどういう対処ができるかについて知ることができます。

OpenSeaでアカウントが無効になるとは

下記のような画面になり「あなたのアカウントは無効になりました」と表示されます。

アイコンの部分も自分のアイコンではなくなります。

また他者から見てもあなたが購入した作品の名前が見たことのない名前(ランダムなアルファベットのようなもの)に変わってしまいます。また売買途中だった作品は黄色い「!」が表示されカーソルを合わせると「ただいまこの作品の売買できません」のような表示になっています。

名前をクリックしてもページに飛ぶことはできないですし、もしコレクションを持っていたとしたらそれも表示されなくなり、404エラー表示になってしまいます。

つまりアカウントを無効にされるとOpenSea上のあったものが全て表示されなくなります。

無効になった時にできる対策

カスタマーサポートに連絡する

まずは先ほど画面にあった「サポートチーム」から問い合わせをしてみましょう。

どういうことをしていたら無効になってしまったのか説明して、アカウントを元に戻してもらえるようにお願いしましょう。

売買途中だった場合は相手に協力してもらう

今回のケースでは売買途中での何らかの行動が怪しいと判断されて無効にされたようでした。取引相手だった私の元にはOpenSeaからの英語のメールが届いていました。

そこには相手が購入しようとしてくれた私のウォレットアドレス、相手のウォレットアドレス、私の作品名とコレクション名が書かれていました。

英文の内容は

「このアイテムがウォレットからこのウォレットにトランスファー(転送)されましたが、異常な動きを検知したのでアイテムの売買を一時的に無効にしました。

必要なアクション

このメールに「このアイテムは盗まれました」または「このアイテムの譲渡は意図的なものでした」と入力して返信してください。

返信がない場合には7日以内にこのアイテムの売買を再度有効にします。」

急いで私は相手に作品を販売する意思があることを返信で送りました。

「This transfer was intentional.I want to transfer to 相手のウォレットアドレス.

この転送は意図的でした。私はこのアドレスに転送したいです。」

これを送ってしばらくするとOpenSeaから返信がありました。

「意図的であったことを知らせてくれてありがとうございます。アイテムのフラグを外して、アカウントは復元しました。」

と返信が来ました。すぐに確認すると、作品は正常に相手の名前が表示され売買もできるようになっていました。また相手のコレクションページにもリンクから飛んで正常に表示されていることが確認できました。

もしもの時に備えておくべきこと

今回は知り合い同士での売買だったためDMで連絡を取り合えたことで早期解決ができたように思います。もし販売者側(今回は私)が英語のメールを見落として返信しなかったら、最悪の場合復活できないこともあったかも知れません。

もしもの時のために注意するべきことや備えておくべきことがあります。

売買の際には怪しいと思われないように気をつける

NFTの売買ではガス代がかかるため、購入の際にはどうしてもガス代とにらめっとして少しでも安いタイミングを狙いたいと思う人がほとんどではないでしょうか?

しかし、何度もページを更新したりしていると怪しい動きと判断される場合があるかも知れません。詳しい原因についてはOpenSea側は教えてくれなかったのですが、通常ではない動きと表記されていたので、スムーズに取引が行われなかったときにアカウント無効にされてしまう恐れがあるかも知れません。

インターネット環境の良い状態で取引を心がけるようにしても良いかも知れません。

予備のウォレットやアカウントを作っておく

今回の一件でOpenSeaの対応がとても早くて丁寧だということを実感しました。しかし全く英語がわからなくて諦めてしまった場合には今まで作っていたコレクションなどをOpenSea上では復元できなくなる可能性もあります。

作品はウォレットに紐づいているものなので、OpenSea上では見れなくても他のサービスを通じて作品を見ることは可能なようです。しかしOpenSea上でリストしている作品などは全て無効になってしまいます。

こうなってしまった際には他のウォレットに作品を移したり、再度OpenSeaで販売できるように予備のウォレットやアカウント作っておくことをお勧めします。

ウォレットはメタマスクを今とは別のGoogleアカウントで作り、そのウォレットを繋いでOpenSeaにログインして作るようにしましょう。

独自コントラクトでmintする

クリエイターの場合はOpenSeaのアカウント無効になってしまった際のリスク軽減する方法があります。それはOpenSeaの共有コントラクトではなく独自コントラクトで作品をmint(ミント)しておくことです。こうしておくことでOpenSeaのアカウントが無効になってしまったとしても他のマーケットプレイスでもリストしやすいメリットがあります。

デメリットとしてはコントラクトをデプロイする際や作品をミントする際にガス代がかかることです。OpenSeaの共有コントラクトを使用するのはこれらの費用がかからないのがメリットになります。

独自コントラクトでのミントが気になる方は、私のお勧めはMani foldです。下記の記事で詳しくミントの仕方を解説していますのでぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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